トリゴヤ

1月に行われるどんど焼きのことを、小来川ではトリゴヤと呼びます。子供たちはどんど焼きのために自分用の木刀を作り地区内を練り歩きます。日が暮れて、天高く据え集められた竹に火が灯されるとあっという間に炎柱が上がり、山にドン、ドン、という音がこだまし、あたりに響き渡ります。小来川では紅白の団子をその火で焼くという風習があり、それを食べると1年間風邪をひかないと言われています。

開催日:1月 / 開催日は最新情報をご確認ください。

花祭り

円光寺では、毎年旧暦の4月8日に花祭りが開催されます。

花祭りとは、『灌仏会(かんぶつえ)』と呼ばれ、お釈迦様の誕生日をお祝いする仏教行事です。美しい花々で装飾した花御堂の中で、甘茶を満たした水盤の中央にお生まれになったときのお姿をしたお釈迦様の像を祀り、参拝する方がその像にひしゃくで甘茶をかけるという慣わしがあります。美しい境内も見どころのひとつで、時期が良ければ花々が咲き誇る美しい風景を楽しむことができます。

開催日:開催日は最新情報をご確認ください。

東小来川の獅子舞

毎年、4月29日の昭和の日(祝日)に行われる東小来川地区の獅子舞は、風流系の一人立ち三匹獅子舞のひとつで、日光市無形民族文化財の指定を受けています。

雄獅子が二匹、雌獅子が一匹の関白流の舞で、家内安全・災厄除け・五穀豊穣を祈願する八坂神社の祭礼の一環として行われています。力強く舞う獅子舞は厳かな雰囲気で伝統を感じ、遠方からの見学者も訪れます。西小来川の獅子舞と同様に、前座的なものとして棒と太刀の模範演技やササラを持った道化が登場するのも見どころです。

開催日:4月29日(祝・昭和の日)

向原たたき地蔵尊祭礼

「叩いたところが治る」と言われる向原のたたき地蔵尊ですが、そのお地蔵様に感謝をお伝えする祭礼が毎年5月24日に開かれます。ご住職による読経が行われ、日が沈んだころ沿道に置かれた108本のロウソクに順々に火がともされ、あたりを照らします。

お参りをした子供たちにはお菓子や花火がふるまわれ、あたりが美しい光と幻想的な煙につつまれます。別名、向原たたき地蔵尊の縁日とも呼ばれ、古くから続く風習として地域の方に親しまれています。

開催日:5月24日18時頃~

天王祭

天王祭とは、牛頭(ごず)天皇、別名建速須佐之男命(タケハヤスサノオノミコト)を祀る八坂神社のお祭りで、疫病や災害などを鎮め払うために行われます。天狗と獅子頭が「八坂神社ぁ!」の掛け声とともに家に上がり込み、後に続く屋台がお囃子をならしながら地区内を巡るお祭りです。土曜の夜には、黒川神社前で南小来川と宮小来川それぞれの屋台同士でぶっつけのお囃子を行います。お互いのお囃子の音に負けないようそれぞれが全力で鳴らしあい、迫力ある太鼓や笛の音が楽しめます。

開催日:7月 / 開催日は最新情報をご確認ください。

納涼盆踊り

毎年8月14日に開催される小来川納涼盆踊り。小来川自治会協議会と、その青年部組織にあたる小来川のみらいをテラス会によって運営されるこの盆踊りは、小来川の人口のおよそ3分の2以上が集まるほどの一大イベントとなっています。祭りの最後には来場者全員が参加できる大抽選会があり、毎年沢山の景品や協賛品が当たると評判です。

開催日:8月14日(荒天の場合15日に順延)

ふるさと大運動会

9月の最終日曜日に行われる小来川ふるさと大運動会は、小来川保育園、小来川小中学校、小来川地区全体で行われる地域ぐるみの運動会です。小来川地区にて50年以上もの間続く伝統的なこの運動会は、小中学校では紅白に分かれて、小来川地区内では6つの自治会同士がそれぞれ競い合います。学生たちの熱戦はもちろんですが、大人も負けていません。大玉おくりや玉入れ、綱引きなどの他、選りすぐりの精鋭たちが順位を競い合う自治会対抗リレーなども行われ、白熱した一日となります。

開催日: 9月最終日曜日

西小来川の獅子舞

西小来川の獅子舞は、文挟流一人立ち三匹獅子舞を名乗り「西之入の獅子」と呼ばれ、小来川では『西のあばれ獅子』と言われるほど勢いのある激しい舞が特徴です。元々八坂神社の天王祭として行われる獅子舞ですが、西小来川では7月に舞の奉納、10月に引継ぎの頭送り、辻固めが行われています。美しい笛の音にあわせて獅子が息を合わせて踊る姿は美しく、凛とした力強さを感じます。川のせせらぎや鳥のさえずり、木のざわめきがその獅子舞を引き立たせ、自然豊かな西小来川ならではの非常に美しい舞が見られます。

開催日: 7月、10月 / 開催日は最新情報をご確認ください。

小来川地区文化祭

戦後間もないころから年に一度のイベントとして行われてきた地区文化祭は、70年以上もの間続く歴史あるイベントです。文化祭は小来川小中学校と合同で2日間開催され、1日目はグラウンドゴルフ大会とカラオケ大会、2日目は小中学校の学芸発表と小来川内のサークルや公民館活動の発表が行われます。以前に比べ文化祭の内容も様変わりしてきましたが、住民の力で開催され愛される伝統行事の一つとなっています。

開催日:10月の最終日曜日

小来川ライトアップ

自治会協議会と小来川のみらいをテラス会が主催する小来川ライトアップは、2018年の11月に記念すべき第1回目を開催し大盛況となりました。小来川の観光スポットを美しく照らすこのライトアップは、何度も話し合いや試行錯誤を重ね企画や設置、運営、撤去全てにいたるまで住民の手で行ったアットホームなイベントで、小来川特有の優しい人柄や里山の魅力を感じることができます。また、小来川屈指の名店『炉心庵』監修によるフードコートは来場者から大変好評となっており、イベントの魅力の一つとなっています。

開催日:紅葉の時期(開催日は最新情報をご確認ください)

収穫祭

ふれあいの郷小来川では、毎年11月に新そばを提供する収穫祭を行います。

小来川産のそば粉は香りや味わいが良いのが特徴ですが生産量が少ないため非常に貴重視され、市内のみならず多方面から毎年指名で取り寄せがかかるほどです。収穫祭では、新そばの提供はもちろん、小来川産の地産野菜や、美味しいと評判の小来川産のお米、手作り佃煮や総菜などを販売します。新そばは限定数の提供となり、午後早い時間には完売してしまうこともある人気のイベントです。

開催日:11月 / 開催日は最新情報をご確認ください。

黒川神社例大祭

日光二荒山神社の分祀であり経津主命(フツヌシノミコト)を祭神とする黒川神社ですが、11月3日の文化の日(祝日)に例大祭が行われます。例大祭では日光二荒山神社の神主による祈祷が行われます。五穀豊穣を願い野菜や米などを奉納し、太陽が参道を照らす11時頃に参加者による参拝が行われます。歴史ある黒川神社ならではの、神秘的で荘厳な雰囲気のお祭りです。

開催日:11月3日(祝・文化の日)